毎年ふと見直したくなるプレゼンがあります。
タイトルにもあるようにApple社の2007年の新製品発表会。ここで未来を変えた製品、iPhoneが世界で初めて発表されました。
このプレゼンを見る時に重要なのは、当時の通信や音楽プレーヤーの流行、日本におけるケータイ文化を知っていることと思います。
この時の通信端末の中心はガラケー
すでに日本人の多くが二つ折りや、スライドしたりするケータイを持っていました。つまり日本における通信インフラはほぼ完成されていた頃。といっても3G回線です。当時はこれで十分便利な世の中だった。
各家庭にインターネットは引かれており、パソコンを持ち、ケータイは当たり前。おしゃれな人はMDプレーヤーではなくiPodなどのフラッシュメモリ音楽プレーヤーを持ち始めていた頃。
そんな便利なものが身の回りにあふれ始めた頃、もっと便利なさらなる未来を予感させるガジェットがスティーブ・ジョブズから突然もたらされました。
これはただの製品紹介プレゼンではなく、未来を想像させてくれたプレゼンでした。
このプレゼンを見ると感じるのは途中まで記者陣すらポカーンな雰囲気。常に未来のガジェットを追い求めてた記者陣すら置いていくAppleの未来がありました。
「何でもできる」という未来
ジョブズが打ち出したのは取り敢えず3つの機能を持つ通信端末。
音楽プレーヤー、通話、ブラウザ。
これらの機能を持つ端末には様々なセンサーを搭載させ、アプリと呼ばれるソフトを後からどんどんインストール出来るApp Storeという場も用意しました。
ジョブズがこの発表で言いたかったのは、
このiPhoneっていう端末は何でも出来ちゃうから、あとはアプリ開発頑張って〜。
って感じだと思ってます。
しかし、その裏にはジョブズが描く未来が見え隠れします。
例えば現在の高性能なカメラとすぐにシェアできるSNS、
もう迷うことはない地図情報アプリ、
世界でコミュニケーションが取れる翻訳機能、
何て当たり前な今を並べる前に、私は今スマホ無しの生活が想像できない。
多分ジョブズが目指した未来今私たちは生きているんだろうなと思います。
未来を描き製品をプロデュース出来る技術者や指導者って、心の底から凄いなと思います。
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