2017年公開のエマ・ワトソン主演のThe circleを見て、人とのつながりやコミュニケーションについて考えさせられました。
プライムビデオで気になっていた「The circle」を視聴。さまざまな情報がネット上でシェアされ、イイねとヒドいねという評価を受けるSNSをサービス展開している大企業circleのお話。
発達したインターネットサービスやSNSを題材にしたスリラー映画。どんなに真面目に仕事をこなしても、SNSへの情報公開や相談、週末のアクティビティに参加していないと変な目で見られ、あらゆる情報をシェアしないと異端と見られるような世界観。
あんまりネタバレな書き方はしないほうがいいと思うので中身には触れないで感想だけ。
パッと見ての感想は、過剰なSNSへの強迫観念と、イイね欲しさにいき過ぎたシェア、といった良くある話だなと素直に感じた。しかし、ラストシーンで考えさせられるそんな映画だった。
みんな違う個性といいながら、みんなSNSでイイねという1種類の評価が欲しい。個人の違いは大衆の中では些細なものになり、参加しない人間が異端とされる。参加し情報をシェアしていたら個性と認められ、参加しないと個性がないとされる矛盾。参加したくないという考えも立派な個性なのに。誰もが各々楽しんでいるようで、誰かの思惑に乗せられ、思惑に乗らない誰かを知らず知らず傷付けている。
あなたはこの映画のラストシーンがハッピーエンドに見えますか?バッドエンドに見えますか?
これからの5G社会はきっと明るい未来でありますように。
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